きっかけは、
仕事終わりの「夜」だった。
憧れと、挫折。
高校時代、テレビで見たカリスマ美容師に憧れて都内の専門学校へ入学。卒業後、多店舗展開する有名サロンへ入社するも、半年で挫折。
地元でスタイリストデビュー。
帰福し、地元のサロンでなんとかスタイリストデビュー。調子に乗り、デビュー1年目で、店長に手を挙げるも、却下されたのをきっかけに退社を決意。
「夜」が導いた偶然の出会い。
次が見えないまま、条件が良いという理由で1000円カットで働く。そんな時、ある個人サロンのオーナーに出会う。
「夜の時間なら貸してあげるよ」
仕事終わりに、夜ご飯を食べて、21時から友達の髪を切る。それは、どちらかというと遊びの延長という感覚。
小さな気づき。
そこから数ヶ月。気づいた時には、友達が友達を呼ぶ状態に。
「夜に髪を切れるのは助かるから」
昼間は忙しい人、夜にリラックスしたい人が集まるようになる。
— これはいける。
2005年、夜間営業で独立。
夜に切り続けた予約リストを持って、物件を探す。見つけたのは家賃4万のボロ物件。公庫から500万を借入し、25歳で独立開業。営業時間はもちろん夜間。
それは、眠っていた「夜」の価値が、
つながった瞬間となった。